
動けないほど疲れてしまって初めて「私は何をやっていたのであろうか?」と振り返る機会を与えられる事がある。
そうなる前に是非とも自分を大切にする事を身につけてしまっていただきたいのだが、寝込んでいるときはすごく良いチャンスである。
自分の世界にすっぽりと入ってしまおう。
人の世話ばかりして自分の心の栄養は吸収する暇がなかった。
別にやりたい事は思いつかなかったので助けが必要だと言われると加勢するのが当たり前だと思っていた。
ところが線を越えるくらい自分を犠牲にしてきたのでふと気がつくと自分はボロボロの状態である。
一体今まで何をやっていたのであろうか?
「本当の自分」を生かすとは「本当の愛」を提供する事なのでみんなが生きることになるのだ。
自分を殺して人が生きると思ってはいけない。
喜びの無い行動から「生きがい」は生まれない。
まず、軽く目を閉じて呼吸をゆっくり繰り返す。
長くゆっくりはく息とともに肩の力を抜こう。
もういいのだ。
あなたの出来る事はした。
これからはあなたの時間だ。
あなたが本当に納得できる事、楽しめる事、才能を活かせることに大切な時間とエネルギーを使おう。
今までの自分の姿を卑下したり、この状況を生み出したと思われる周りの人を恨まなくてもいいのだ。
これからのあなたが一番の焦点になる。
あなたがあなたの人生の中心なのだ。
どれだけクルクル回転しても一点だけ見つめていれば眼が回らないのだ。
これからはあなたの中の「本当のあなた」の喜びを観つめて行こう。
あなたは本質を見抜けるようになるのだ。
浅いやり取りを続けても向上を得られないことが解ったのだ。
本当の意味での「幸せ」は魂の満足感である。
清らかで美しい純粋なあなたが無邪気に笑える瞬間に「幸せ」が顕れる。
たった今のあなたが大切なのだ。
もしあなたが死ぬ間際でも、たった今のあなたが何よりも大切なのだ。
あなたが心の底から喜びを感じる時、「本当のあなた」が輝いているとき、世の中がグラッと変わってしまう。
同じ場面に登場してもなんだかフワフワ軽くなり、目に入るものが薄幕が剥がされたようにキラキラ新鮮に見える。
今まで何かが覆っていたのだ。
透明でなかったのだ。
今はハッキリ見える。
あなたも自分の姿をハッキリ認めることが出来る。
あなたは清らかで美しく純粋で気高い。
あなたの素晴らしさをそのまま生かして良いのだ。
あなたが自分の魂の大きさに気付く時、どこまでも広がる限りない喜びの海に乗り出すのだ。
海はすべてあなたのものだ。
喜びの海には「愛」に満ちた眼の覚めるような美しさの生き物や喩えようも無い豊かさの実りが待っているのだ。
ついに安心の境地に達する。
あなたの心の「産み」の世界だ。
すべてのものはあなたに授けられている。
大きく息を吐いて、受け入れる息とともにあらゆるすべてのキラメキを心に流し込もう。
「本当のあなた」は知っているのだ。
もう大丈夫だと。
ゆっくり休んだら今度の船出はスムーズ・セイリングである。
もう嵐と戦わなくてもよい。
もうこだわらなくても良い。
あなたはあなたの世界を持っているのだ。
豊かさと美しさを確認するためにのんびり漕ぎ出すだけだ。
大丈夫!
あなたは漂流した事も無ければ間違った港に留まってしまった事も無い。
今までの事は次の旅を充分味わえるための下準備だった。
息をついたら自分の調子の良いときに腰を上げよう。
まだまだ時間はたくさんあるのである。
まずは急がずに保養しよう。
あなたの中に海があるのである。
「産みのエネルギー」が満ち満ちているのである。
すべてはあなたのものだ。
あなたはへたばっている時でも愛に満たされているのだ。
あなたの内側から噴火するエネルギーを押さえつけていたのでクタクタになったのだ。
あなたは「本当のあなた」らしく生きるために生まれてきたのに上手に方法を見つけていなかっただけだ。
今度は大丈夫!
爆発的でなく常時絶え間ない絶妙な使い方が内側から湧いてくるのだ。
涸れることの無い「本当の愛」を持っているので心配して立ち止まったり与えすぎて自分の分が足りなくなるという事は無いのだ。
もう一度たっぷり息を吐きわだかまりを出してしまおう。
入ってくる息は「本当の愛」に満ちている。
内臓すべてが愛を受け入れて活き活きと動き出すのを感じよう。
喜びの海の上では迷子にならない。
どっちを向いても喜びが続いているからである。
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- 2007/11/22(木) 01:22:52|
- 癒し、ヒーリング
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